〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第37章 アプリコット*プリンセス《生誕記念》❀豊臣秀吉❀
「もっと…めいいっぱい幸せになるんだよ」
(ああ……適わないな)
「んっ……!」
そのまま唇を塞げば、美依は儚く甘い声を漏らした。
まるで、幸せそのものを噛み締めるように……
深く、もっと深く、全てを絡めていく。
────美依、お前を愛してる
星のように輝き、宝石みたいに煌めくお前を。
お前そのものが、俺の御守りみたいなものだから。
そばに居るだけで…俺を光の下に導いてくれるから。
(俺はお前を彩る全てが愛しいよ、美依)
満天の夜空、輝く星々は燃えて燃えて。
その命尽きるまで、鮮やかに炎を煌めかせる。
俺も、お前達の為ならば。
この身なんて、無くなっても構わないけれど。
でも、それは少し悲しいから、
一緒に生きて、一緒に幸せになろうな。
そして紡いでいく、永遠に続く物語を。
愛する家族と一緒に。
どこまでも手を繋ぎ、一本の道を歩いていく。
────…………
「んっ…秀吉、さんっ…」
絹地のような肌は、相変わらず甘い。
漏らす声も、吐息も、伝う蜜も。
全てがこの世の何よりも、愛しい。
「なんだ、足らないのか…?」
「ぁあっ…いじ、わるぅ……」
「意地悪じゃない、気持ちイイんだろ?」
ぴちゃっ…じゅ、じゅるるっ…ちゅぅ…
美依の秘部に顔を埋め、蜜を啜れば、美依はよがって『母』から『女』になる。
娘が出来てから、めっきり減った美依を愛する時間。
美依を愛でたいと思っても、現実はそう甘くはなくて。
だから、時間が出来た時には、これでもかと言うほど、甘やかしてやりたかった。
「ぁっ…だめぇ、ひでっ…ぁあぁっ!」
しなやかな肢体、吸い付くような窄まりも。
弄って解して、ぐずぐずに蕩かして…
今日は離れにいるから、邪魔なんて入らないし。
だから、思いっきり声を上げていいぞ。
そう囁いたら、美依は真っ赤になって『秀吉さんのばかっ』と言った。
気持ちイイものには、素直になれ。
俺が…もっと良くしてやるから。
そう思って攻め続ければ……
美依は絶頂に向かって駆け上がり、さらに女の色香を放った。