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〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀

第4章 華火と微熱と光秀さん《後編》❀明智光秀❀






「……承知した」




そのまま奪った美依の唇は。
柔らかく、温かく、そして。

全てを毒する、蜜の味がした。

それに魅入られ飛んできた蝶は、見事に囚われ。
骨抜きにされるまで、離せなくなるのだと。

そう、直感的に思った。




(でも、もう遅いがな)




頭上には煌めく華火。
その儚い火の華は、夏の夜空に華麗に咲いては散っていく。

それは、夏の終わりを予感させ。
鮮やかに夜空を彩り、夏に別れを告げる。


そんな華火の音を遠くに聞きながら……


美依との口づけに溺れていった。
舌を絡ませ、身体を絡ませ。


お互いの全てを溶け合わせるように。


しかし、夏の夜の蜜夢は、まだまだこれからだと。
火照った身体は、さらに熱を上げていく。


これからの一時を、暗示するかのように──………














────…………















「ぁっ…光秀、さっ……んっっ…ぁあぁっ…」




くちゅっ…ちゅくちゅくっぬぷっ…ぬぷぬぷっ…




美依の蜜が、指に絡みつく。

背中から覆いかぶさり、膝裏から手を入れて脚を開かせ。
そして、美依の蕩けた蜜壺に、指を咥えさせる。

先ほど舐めたお陰で、美依の蜜を零す口は、すっかり解れてトロトロに蕩け。

指二本でも、美味そうに咥え込む。

中を擦るように指を動かし、ぐちゅぐちゅと音を立てて抜き挿しすれば……

さらに蜜は溢れ、指に絡んで滑りを良くした。




「蜜が絡む、いい音だな……聞こえるか?」

「ぁっぁあっ…そんな、に、しちゃ…だめですっ…」

「何故…気持ちイイんだろう?こんなに蜜の甘い匂いをさせて……男を誘う、女の匂いだ」




空いてる手は美依の手を捕らえて、褥に縫い付け。
首筋辺りの匂いを嗅げば、そのクラクラするような匂いに毒される。

味わいたくて、かぷりと噛みつけば……

そこには己の物の証が、くっきり赤く残る。
その痕を舌でなぞり、さらに背骨に沿って唇を這わせ。

その極上の絹のような肌を、堪能していく。

初めて暴いた美依の肌は、熱く、吸い付くような手触りで。

美依独特の色香を放ち、それに囚われるように……

さらに骨抜きにされて、貪りつく。




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