〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第34章 胡蝶ノ乱舞《後編》❀秀吉 × 光秀❀
「いいか、美依。ここからがさらに仕置きだ」
光秀は素早く自分の着物の前をはだけさせると、飛び出してきた己の昂りを美依の左手に握らせた。
そして、美依の脚の間から飛び出している、秀吉の猛った雄を右手で握らせる。
美依の両手に男の一物が握らせた所で、さらに色気を帯びた口調で言った。
「これから順番に、お前をこれらで貫く。お前の中に俺か秀吉、どちらの高まりが挿さってるか…見事当ててみろ」
「……っっ、コレ、熱い……!」
「両方ともお前の中に入ってたやつだぞ、当てるなんて簡単だよな?」
「そ、そんなの無理だよ……!」
声を震わせながら、美依は首を横に振る。
すると、光秀はぬるっと露の零れる昂りを、美依の手から引き抜き……
美依の顎を取って、唇に硬い先を押し付けた。
「解らない、とは言わせないぞ、美依。どれだけお前を貫いてきた一物だ、形くらい覚えているだろう?」
「ふ……ぁ……」
「そうだな、散々美依をこいつで啼かせてきた…解る筈だよなぁ、美依」
すると、秀吉は一回美依の躰を浮かせ、滾った熱を美依の尻の下に持ってくる。
そして、蜜口の入口に、先を押し当てた。
「んっっ…あっ……」
「いいか、同時に行くからな。言っておくが、当てるのは口に入っている方ではなく躰を貫いている方だ」
「む、むり……!」
「無理じゃない、美依なら解るって信じてるぞ」
何故、こんな事になったのか。
確かに嘘をついて、二人を騙していた。
それは、火照る己の躰を持て余したからで……
罪悪感がなかった訳ではなかった。
心の中では、いつも必死に懺悔していた。
それは、ただの自己満足の謝罪だったかもしれない。
だけど、こんな事って。
こんな風に二人に責められるなんて。
────至極の幸せ?
美依の頭の中で、感情が回る。
こんな行為は許せない自分と。
また三人での快楽に溺れたい自分。
ひしめき合う。
理性と欲望が戦って。
両天秤に賭けた感情が、ぐらぐら揺れる。
それは、淫魔と化した自分への罰なのか。
それとも……ご褒美なのか?