〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第29章 《桃源郷物語》欠片-kakera-❀伊達政宗❀
「…バーカ……」
くんっと力を入れ、美依の身体を押し倒す。
やんわりと組み敷くと、美依は目を丸くさせて見上げてきて……
そのとぼけた顔に、思わず苦笑が漏れた。
「痛くない、全然。俺を誰だと思ってる」
「政宗……」
「俺、今…めちゃくちゃお前が欲しい」
「……っ!」
「傷つけた分だけ愛したい。お前を甘やかして…本当の意味で溺れさせたい」
────美依が、欲しい。
もう一度、心からそう伝えると。
美依は見る見る瞳を潤ませ……
そして、小さく頷いた。
「…いいよっ……政宗に、なら……」
「美依……」
「…痛く、しないでね……」
(馬鹿、俺を誰だと思ってんだ)
そう答える代わりに。
耳元で『了解』と囁いて、そして―……
その柔肌に、改めて噛み付いた。
鼻に抜ける、麻薬のような美依の甘い匂いに。
骨の髄から、絆されて行った。
────…………
ぴちゃっじゅるっじゅるるっちゅぱっ……!
「ぁあっ…んっっまさ…むねぇっ……!」
美依の蜜は甘い。
愛撫すればするほど、トロリと零れる愛しい液は……
舐めても追いつかないくらい、流れて褥を濡らしていく。
それを指ですくって、目の前の赤い蕾に擦りつければ。
そこはいやらしく、ぷっくり膨らんで……
美依の甘い声と共に、さらに蜜を溢れさせた。
「気持ちイイか?もっと……触って欲しい?」
「んっっ……もっと…まさ、むねぇっ……!」
「ん、解った。トロトロに蕩けさせてやる…もっと奥から」
じゅっくちゅっくちゅくちゅっちゅぷっ……!
指で蜜を掻き出しながら、舌でその蜜口を舐め、蕾に蜜を塗りつけては、指で摘んで弄る。
やがて、蕾の皮が剥けて、感覚が鋭くなった所を舌先でねっとり愛撫すれば……
悲鳴はさらに高くなり、また一歩絶頂へと近づいていく。