〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第28章 《桃源郷物語》華音-Kanon-❀豊臣秀吉❀
「ぁあっ…秀、吉…さんっ…………!」
うつ伏せにした美依の帯をしゅるしゅると解き、背中から白い肌を暴く。
滑らかな柔肌が姿を見せた瞬間、堪らなくなって、その肩口に甘く噛み付いた。
ちゅっちゅぅ……っちゅっレロ……
音を立て啄み、舌を艶めかしく動かしながら、肩から背骨へと張っていく。
甘い味と匂い。
むせ返る程に感じて、自分自身の制御が効かなくなっていく。
「美依…美依……」
「んっ…ぁあっ…………!」
「お前の肌、熱くて気持ちいいな…甘いし……」
手で腰から撫で上げ、滑らせながら前へと動かし…
その二つの膨らみに辿り着くや否や、それをやわやわと揉みしだいた。
柔らかすぎる膨らみの先は、触れて欲しいかのように、みるみる硬くなり、存在を露わにする。
指で摘み上げ、弾いてやると、美依は背中を反らして甘く声を漏らした。
「や……っだめぇっ…………!」
「なんで…気持ちいいから、こんなに硬いんだろ……?」
「弄っちゃ、やぁ…そんな、に……!」
「……可愛いな、もっと弄りたくなる」
執拗に硬くなった胸の先を攻め、指で転がしたり、摘んで指で擦ったりしていると。
美依の身体はどんどん熱を上げて、いやらしくくねり始める。
動く身体を、自分の身体で押さえつけて、どんどん背中に口付けていけば……
赤い華が、自分の物だと象徴するように咲き誇った。
「いいな…すごく。俺の物みたいで……白い肌がどんどん赤くなってく」
痕なんて付けてしまったら、帰ってから美依が酷く問い詰められるだろう。
しかし──……
頭では解っていても、感情と身体はついて行かない。
すでに自分が狂って止まらなくなり始めている事。
止めようがないくらい──……
美依に溺れて修復不可能な事。
思わず小さく笑って痕をなぞっていると、美依が身をよじって、こちらに振り返ってきた。