〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第26章 白雪-sirayuki-《蜜夜編》❀真田幸村❀
「……すげー、好き」
すると、美依は一回キョトンとした顔をして、やがてふっと目元を緩めた。
そのままするりと首に腕が回され。
美依の唇からも、恥ずかしそうに言葉が紡がれる。
「私も…大好き、だよ」
「……欲しい、何もかも全部」
「……いいよ、あげる、幸村に」
「もう…朝まで離さねぇ、寄越せよ…美依」
「……うん」
美依が可愛く頷いたのを合図に。
俺は美依の唇を奪った。
舌を絡め、激しく口づけながら、美依の夜着に手を掛ける。
そのまま無遠慮に襟を暴き……
姿を現した白い肌に噛み付いて、痕を残していく。
(止まんねぇ、好き過ぎて、もう──……)
一旦加速した気持ちと身体は止まらない。
雪の舞い散る、静かな夜。
俺は、美依の身体に手を這わせながら。
身体は色付き、染められて。
その柔らかい熱を、奪っていった────…………
────…………
「んっ…はぁっ…ゆきっ…んぁ……」
ちゅっ…ちゅぱっ…レロ……
美依の気持ち良く喘ぐ声を聞きながら、舌で胸の先を転がす。
その薄桃色した二つの突起は、触れれば触れるほど、尖って存在を露わにし……
もっと触って欲しそうに、淫らに艶めいた。
「んっ…美依……」
「幸村ぁ…あっ…んっっ……」
「その声…もっと聞かせろよ、ゾクゾクするから」
美依は夜着を剥ぎ取られ、一糸纏わぬ姿で俺に組み敷かれ。
先程から胸を攻められて、可愛く啼いている。
決して大きくはないが、感度が良く。
やわやわ揉んでいるだけで、堪らない気持ちになってくる。
(すげぇ柔らけー…甘い匂いもするし……)
揉みながら、胸先を指でクニクニ弄って。
唾を絡めた舌で、チロチロと嬲ったり、咥えて吸ったり。
そうすれば、美依は腰を跳ねさせ、素直に喜ぶ。
そんな姿が本当に愛しくて……
俺はちゅぱっと胸元から唇を離すと、上目遣いで美依を見ながら、少し意地悪な台詞を吐いた。