〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第18章 桃色酔宴 -戯れと蜜の春- ❀伊達政宗❀
「お前が欲しくなれば、すぐにこうなる。腰が疼いて…熱い……」
「ま、政宗っ……」
「もしかしたら、お前の月のモノが終わるまで…お前に頑張ってもらうハメになるかもな」
「……っっ」
「口淫…してくれるんだろ?」
すると、美依は頬を染めながらも、コクっと小さく頷いて……
そして、俺の袴の紐に手を掛けると、顔を股の間に埋めた。
────月は浮かんで影を落とす。
蜂蜜色した丸い満月は、静かに見守るように。
濃紺の夜空に輝いて、二人を照らし。
月影がくっきり、全てを映し出す。
宴で酔った俺は。
桃色の吐息を漏らしながら……
愛しい者の唇、舌に。
また酔わされ、そして、
全てを晒して、駆け上がる。
「美依っ…はぁっ……もっと舐めろ……」
一人の戯れは、二人の戯れに。
身体は痺れて、快感に揺れ……
そして、導かれながら、濃密な空気に呑まれていく。
迎春の宴。
それは酔狂、愛しい者に火照らされながら。
誘う全てに、身を委ねていったのだった──……
《桃色酔宴 -戯れと蜜の春-》
終