〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第90章 菫色の指切り-貴方が教える×××-《後編》❀石田三成❀
ぎゅうっと締まった中が緩んでから、ゆっくり指を引き抜く。
その指を舐めてみたら…
今まで食べた、どんな甘味よりも甘かった。
「はぁっ…はぁっ……」
「可愛らしく果てましたね。恥ずかしいですか?」
「……っ」
「この様な事をされて恥ずかしいなら、もう無茶はおやめください。私の悪口を言われたくらいで…男に突っかかっては駄目ですよ?」
褥で息を荒らげ、ぐったりする美依様を見下ろしながら、言い聞かせるように静かに言葉を紡ぐ。
これで解らないようなら…怪我に障らない程度にもっと『お仕置き』を続けなければ。
そんな事を考えていれば、案の定。
美依様はまだ反論するように、私を睨んで言葉を紡いだ。
「だって、悔しかったの。三成君の悪口を言われて」
「……まだお仕置きが足りませんか」
「……っ」
「貴女は意外に強情ですね、美依様」
横たわる美依様に、ゆっくり覆い被さる。
躰を脚で跨ぎ、手を顔の横について…
美依様の顔を間近で見下ろせば、その黒曜石のような瞳は意志の強そうに光って、私を睨んでいた。
やはり足りないようだ。
もっと、もっと美依様には辱めが必要か。
「もっと恥ずかしい目に合わねば、懲りませんか」
「…っみつ、なり、く……」
「ならば…そうですね」
「あっ……!」
美依様の着物の袷に手をかけ、一気に胸元を暴く。
ぷるんと弾けるように零れてきたのは…
先がいやらしく尖った、二つの膨らみ。
こんなに赤く形を変えて。
指で一回ぴんっと弾いたら、美依様は息を詰めて肌を震わせた。
「もっと淫らな姿、晒しますか?」
「えっ……」
「さぁ、ご自分で弄ってご覧なさい。片手はここ、もう片手はここ」
私は美依様の手を取り、右手を胸の片方に、左手を今まで愛撫していた蜜口へと誘なう。
それをさせる意味。
それは──……
「手首を痛めていても、指なら使えるでしょう?自慰…出来ますよね?貴女に懲りていただくために、もっと恥ずかしい目に遭っていただかねばなりません。私に、自分の指で感じる姿を見せてください。そうしなければ、貴女を許して差し上げません」