〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第90章 菫色の指切り-貴方が教える×××-《後編》❀石田三成❀
「んっ……」
ちゅぅっ……
唇で軽く吸い付けば、美依様の唇から儚い吐息が漏れる。
そのまま濡れた舌を這わせ、肌を辿り。
そのまま歯を軽く立てると、美依様の肌がびくりと震えた。
「ぁっ…!」
「痛くはないでしょう?軽く噛み付いただけですから」
「…っ三成君」
「お仕置き、ですよ…美依様」
くすりと笑って、美依様を上目遣いで見る。
少し触れただけなのに、涙目になって。
本当に、本当に可愛らしい御姫様だ。
貴女へのお仕置き、それは…
私に、赤裸々に晒すことだ。
────貴女の恥ずかしい姿を
「約束を破りましたね?言っても解らないなら、教え込むしかありません。その躰に…貴女が反省するまで、私が責任持って教えて差し上げます」
瞬間。
揺れる黒真珠の瞳に、私の欲情した顔が映っていたのが解った。
結局…
私は貴女に触れる理由が欲しかったのだ。
もう心には、貴女が住みついていたから。
さぁ、貴女はどんな可愛らしい姿を見せてくれるのでしょう?
頰を撫でる、ひやりとした秋風。
それは、私を冷やすには不十分で、私の心と躰は急加速して熱を上げていった。
滾る熱情は、菫色。
私の指が、貴女の肌に触れる瞬間……
私はきっと、これ以上ないくらいに満たされる。
*****
真っ白な心が、鮮やかに染まった。
それは、いつからだっただろう?
それが恋だと認識したのは、いつから?
いつだって貴女はキラキラと輝いて…
知らぬ間に、私の心を奪っていった。
だから、私も奪いたい。
貴女を。
心も、躰も──……
「やっ…めてぇ…みつっ、ぁぁっ…」
美依様の脚を押し開き、その間に顔を埋める。
その秘められた華は、触れれば触れるほど潤って、しとどに蜜を垂らし震えた。
その蜜を、舐めとって啜って。
そうして味わっていれば、美依様は聞いたこともないような甘い声で啼く。
嫌々している割に、気持ち良さそうですね。
そんな姿、見られると余計に感じますか?
顔を上げ、そう問いかけたら…
美依様は口を結んで、即座に首を横に振った。