〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第88章 Dear…《後編》❀豊臣秀吉❀
ずちゅっ…パンッパンッ、ずちゅっ…!
「んっ、んぅっんんっ…!」
「はぁっ…イイ、イイっ…」
「ふぅっ…んっ、んむっ……!」
「ごめんな、本当は思いっきり啼かせてやりたいけど…ちょっと、声は我慢な」
我ながら無茶を言っていると解ってる。
声を上げられないなら、俺が我慢すればいい事も。
だけど──……
限界まで熱を上げた腰は止められなくて。
自分がこんなに堪え性がないなんて知ったのは、美依に出会ってからだ。
こいつの事になると自分が止まらない。
築き上げた大人の壁はガラガラと崩れ去り…
残ったのは、浅ましい『雄』の姿。
こうして子供が寝てる横で腰を振る、欲望丸出しの俺だった。
みっともないよな、でも。
────そのくらい、愛してるって事
「んんっ…も、らめぇ…!」
すると美依が、なんとか声を発しながら、ぐぐっと強く指を噛んできた。
もう、頂点が近いらしい。
玉の汗をかく肌を震わせ、中の締め付けもさらに強くなったようだ。
俺はその締め付けに耐えるように奥歯をぎゅっと噛み、収縮する中をひたすらに熱杭で素早く擦り上げる。
奥の口に、先をガンガンと当てて。
こうすると美依が好くなるのを知ってるから。
その証拠に、ほら…
俺が攻めてるようで、逆に追い込まれてる。
「美依っ…イイぞ、きつくて…」
「ひれ、よひ、さんっ…!」
「ん、一緒に果てような…ほらっ」
ぐちゅんっっ!!
一回ギリギリまで引き抜き、その最奥を一気に突き上げると、美依は一際大きく躰をしらなせた。
そして──……
「………っっ!!」
声無き声を上げて、中を最大級に狭く締め上げる。
今の一回で限界を突破したか。
それに俺が堪えられる訳もなく。
「んぁっ……」
どぷっ……!
小さく唸って、その熱を放出させた。
躰から鋭い快感が突き抜けていく。
流し込む感覚が何とも言えず心地よくて…
緩く腰を動かし、一滴残らず美依に注ぎ込んだ。
頭はぼやっと霞みがかったようになり、目眩がするほどの甘い余韻が残って…
俺は美依の上で脱力すると、その小さな唇からゆっくり指を引き抜いた。