第81章 貴方と添い寝のその先に《後編》❀伊達政宗❀

────愛しすぎて、息も出来ない





死ぬほど幸せにすると誓った女と
こうして想い合える悦びよ

心も躰も繋がって
満たされる幸福と、
さらに先を望む渇望と


次に愛してると囁けるのは、また明日か？


愛しても愛し足りない
もっともっと
えげつない欲望に支配されるけど


明日に導く光は、腕の中にある








瞼の裏に焼きついているのは
こいつの可愛らしい笑顔だ
眠れなくても見られる極彩色の夢
甘く、蕩けるほどの…
蜂蜜より甘い、愛しい時間


起きたら、まず口づけてやろう


そんな事を思いながら、
俺はまた、ふわふわと微睡んだ。

お前と添い寝のその先に、
煌りと光り、輝く永遠を見る。

そう思って迎えた朝は──……
何よりも優しく、俺を包んだのだった。














貴方と添い寝のその先に〖後編〗
終

❁*.ﾟすぺしゃるさんくす
輝夜様