〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀
第81章 貴方と添い寝のその先に《後編》❀伊達政宗❀
「ぁあっ…本当に、出ちまうっ……」
「まさむねぇっぁあっ…んっ!」
「お前がやらしーからだぞ…責任取れ、美依っ…!」
「んっっぁあんっ…はぁっ、ぁっ!」
肩に歯を立てて、政宗が噛みつく。
まるで獲物が逃げないように、押さえ込むみたいに。
直後、政宗が一回大きく最深部を昂りでえぐり、腰をぶるっと震わせた。
「ぁあっ…美依っっ…………!!」
────びゅくっ!びゅくっ!
途端に躰に流れ込む熱いもの。
それが政宗の放った欲望だとすぐに認識し、お腹の中が満たされていく感じがした。
政宗は荒く浅い息を吐きながら、しばらく動かないでいたけれど…
突如、貫いた熱を抜こうともせず、繋がったまま私の脚を上げさせ、器用に体勢を変えた。
二人向かい合うような格好になり…
政宗は改めて私の脚の間に躰を割り込ませながら、私の顔を覗き込んで妖艶に笑った。
「後ろからのが攻めてる感あるが、こうやって顔を見ながらもいいな、やっぱり」
「政宗、中…達したのに……!」
「あんなんで収まるか、お前を感じるとすぐに大きくなっちまうんだよ、俺は」
「……っ」
「これから…口づけも出来るしな」
そう言って政宗は愛おしむように指で頬を撫で、優しく唇を重ねる。
意地悪を言ったり、激しく攻めたり。
そんな風に私を最大級に振り回すけど…
やっぱり、こうして甘く愛してくれる。
舌先から蕩かすような口づけは、さらに私をぐずぐずにして、溶けて流れてしまうんじゃないかと思うくらい。
溶け合う熱は燃え上がって…
私達は、もっと一つになれるんだ。
「もっと感じろ、俺を」
「政宗……」
「寝かせてはやれないが…死ぬほど満足させてやる」
「うんっ……!」
「……動くぞ」
そして、また抽挿が始まる。
政宗の灼熱が、私の中を擦って焼き尽くして。
それは火傷じゃ済まないけれど…
それが最高に幸せなんだ。
愛しい人と熱を分ち合う幸せは、色鮮やかで甘美な蜜夢。
淫らな声を上げながら。
交わる水音と和音を描いて部屋中に響いて…
そして、これからも溺れていく。
政宗に翻弄される日々は続いていく。