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〖イケメン戦国〗新章 燃ゆる華恋の乱❀百華繚乱伝❀

第80章 貴方と添い寝のその先に《前編》❀伊達政宗❀






────溺れる、溺れる
貴方に捕えられ、逃げられなくなる




その蒼い鎖は私の心も身体も縛り、
あっという間に虜にしてしまう。

私は水を与えられた華で
その淫らな瓣(はなびら)を開く度…
蒼い蝶々が蜜を求めて、私に止まり
その羽から鱗粉を振りまくのだ。






「美依…いい子に感じろよ?」






そうした甘い言葉は麻薬で
私を極彩色の世界に連れて行く。

ああもう、こんなの思う壷なのに…

逃げられない、もう
逃げようとも思わない
だから、私を愛して

私を…また甘美な夢に誘って。






少し肌寒い夜は、生肌が心地良い。
火照る身体を重ね合わせる刹那……

月影が障子に黒々と影を落としていた。

貴方と添い寝のその先に、
甘く痺れるような、極蜜夜を。

今日は満月。
その月すら見守る蜜時は……




────たった今、始まったばかり















貴方と添い寝のその先に《前編》


貴方と添い寝のその先に《後編》
へ、続く──……

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