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【ハイキュー!!】月夜に吹く風 R18

第4章 順風


「だって、そうだろ?皐月ちゃんっていつもツッキーに遠慮してさ、顔色伺ってんじゃん。」

「そんな事ありません!」

足を止め、クルっと皐月ちゃんの方を振り返れば、小動物が何かを威嚇するように一生懸命こっちを睨んでいる。

「じゃあ、わがままもちゃんと言えてる?」

「言えてます!」

必死な様子が可愛すぎて、虐めたくなる。

「ふーん。じゃあ、隠し事もせずに何でも打ち明けられる?」

「隠し事なんてありません。」

「本当に?」

「本当です!!」

そんなに可愛いのは反則でしょ。
本当…我慢の限界だから。
すこしつまみ食いさせてもらおう。

「ふーん。じゃあ、コレも?」

皐月ちゃんを校舎の隅に引き込んで、
驚いている顔に口付けを落とす。

キスなんて可愛らしいやつじゃなくて、
酸欠で立っていられなくなるくらい濃厚なやつ。

クチャクチャと水音が響いている。

皐月ちゃんの舌は、俺から逃げ回ろうと可愛い抵抗を続けているけど、それがまた俺をやる気にする。
すぐにそっちから求めてくるようになるのに…可愛すぎる。

本当はちょっとつまみ食いだけして、からかって終わるつもりだったんだ。
でも…キスしながら皐月ちゃんと目があった瞬間にそんな気無くなった。

目に涙を溜めながら、こちらを睨んでる瞳を快楽に溺れさせてやりたい。
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