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【ハイキュー!!】月夜に吹く風 R18

第3章 恒風


ブッブッと続けて2つのメッセージを受信する。

[つい先程、駅前へ行く途中にある公園で、月島君が女の子に告白されていました。女の子は泣いていたので、当たり前ですが、お断りした様子でした。]

というメッセージが1つ目。
もう1つは、公園で女の子と向き合う蛍の写真。

写真を眺めて、色んな感情が交錯した。

用事って…コレ?

仁花ちゃん…隠れて写真撮ったのかな?スパイみたい。

これ、私の家や蛍の家からは結構離れた公園だな。

面倒くさがりの蛍が…こんな離れた所まで呼び出しに出向くとか…。

蛍はまた女の子泣かしてるのか。

この子…後ろ姿だけど、きっと隣のクラスの子だ。

小さくしか写ってないが…蛍の雰囲気が想像してたより優しい。

嫌だ…。蛍を私から取り上げようとしないで欲しい。

ブっと三度携帯が鳴って、意識を引き戻された。

[余計な報告だったらすいません!]

何だか、メッセージを通しても、
青くなってる仁花ちゃんを想像出来る。

[ううん。教えてくれてありがとう。蛍も合宿前にご苦労な事だね。]

ハラハラする心臓を落ち着けて、
メッセージを返信した。
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