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【ハイキュー!!】月夜に吹く風 R18

第3章 恒風


家で蛍を見送ってから、
早速、仁花ちゃんにメッセージを送る。

[今日の夜、一緒に行かない?]

最後の荷物チェックをしている時に、
ブっと短く受信音がなる。

[実は集合前にお母さんと外で食事をして、そのまま行く予定なんです。せっかく誘って貰ったのにすいません!月島君は一緒じゃないんですか?良かったら、迎えに行きますか?]

仁花ちゃんらしいメッセージだ。

[お母さんと一緒なら気にしないで。私も蛍に迎えにきてもらうことにするから!]

先に合宿の用意を終わらしてしまおう。
蛍へ連絡するのは、もう少し遅くなってからでも十分だろう。

これから合宿で2人で会える時間は減るだろうし、
蛍には少しだけ遠回りをしてもらう事になるが、
一緒に行けるのが嬉しかったりもする。

ブっとテーブルの上で再び携帯が震えた。

仁花ちゃん…?

あんなメッセージにも返信をくれるなんて、本当に律儀だなぁ。

メッセージを開くと、想定していたより長文だった。

[あの…言わない方がいいかなぁとも思ったのですが、前に和奏ちゃん気にしてたので…。特に問題ないかとは思うのですが…]

1つ目のメッセージはここまで。

何の話かわからないし、返信のしようがないから、
仁花ちゃんからの次のメッセージを待つ。

何だか、嫌な予感がしながら。
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