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王室教師のハイネ〜もう一人の王室教師〜

第10章 ハイネの過去


「どこのだれかもわからない奴からもらったものなんか食えるかよ」

「お腹がすいているんだろう?」

子供は頷いた

「あげるよ」

「それたべたら帰るぞ」

子供は嬉しそうに食べ始めた

「いくぞ」

ヴィクトールもついていくことにした

「なぜついてくる」

「いいじゃないか」

ついていくと教会についた

中には子どもたちがたくさんいた

「お前この街に貧しい子供がたくさんいる事しらないだろ…親に捨てられた奴もいる。お前は何者なんだ?」

「俺か?俺は国のものだ…国王陛下になる予定の身だ」

「そうか…よかったな」

「お主の名前を教えてくれ」

「ハイネ…ハイネだ」

「ハイネ!またくる!!」
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