第10章 ハイネの過去
国王陛下のもとへ向かった
「ハイネからは何もきいていないんだな?」
ブルーノは頷いた
「ハイネからは何も言わないでほしいといわれていたんだが…話すよ」
まだヴィクトールが国王陛下になる前の事
ヴィクトールは城をよく抜け出していた
その日も城を抜け出し街を歩いていると子供達の声がきこえた
(何かしているのか?)
路地裏にいくと子供が遊んでいた
「あ…」
子供はヴィクトールが持っていたりんごを奪い逃げたした
ヴィクトールは子供をおいかけた
曲がり角を曲がると赤い髪の少年がたっていた
「返してやれ」
「はーい…」
「あげるよ…」
すると赤い髪の少年が近づいてきた