第7章 課外授業
「…先生なの?先生が父さんにいったの?ここで働いてること」
「いえ…私は何もいってません。今日初めてリヒト王子がここで働いていることを知りましたし」
「…なんでバレたのかな」
「誰かに言ったりしましたか?」
リヒトはある人物が思いだした
「言ってはないけど…前に一度里奈っちがきたよ」
「里奈さんが?」
リヒトは頷いた
「内緒にって言ったんだけど…父さんに喋ろうとしたから俺があわてて止めたんだ…」
「その時里奈さんは大丈夫でしたか?」
「…様子がおかしかったかな…操られているみたいで…」
(やはり…ローゼンベルク伯爵が…)
すると護衛の二人がやってかた
「リヒト王子は先に戻っていて下さい」
「…わかった!」