第6章 相談
「カイ王子…紅茶をお持ちいたしました」
「…ありがとう」
「え…?」
「いつもありがとう」
お手伝いさんは驚いたが微笑んだ
「はい!!失礼いたします」
カイ王子は嬉しそうに笑った
「先生…言えたよ。俺」
「良かったですねカイ王子」
「うん。先生ありがとう」
するとブルーノとリヒトがやってきた
「レオンハルト王子が?」
リヒトは頷いた
「レオ兄…里奈っちの事好きだから…怒らせちゃったのかも…先生レオ兄の行きそうな場所知らない?」
「私より皆さんのほうがわかるのでは?」
「行きそうな場所はブル兄と探したんだけどいなくて…」
「そうですか…」
「…先生知らないかな?」