第3章 論文
「いや…別に」
「ある人物にあっていただけですよ」
「それは誰だ?」
「それは言えません…秘密ですレオナハルト王子」
里奈は微笑んだ
「テストは受けたんですか?」
「あ…あぁ。ハイネはいい教師だと思う。ハイネに教育的指導です!って言われた」
「それは私のマネですか?」
振り向くとハイネが立っていた
「なんでいるんだよ」
「お二人を見かけたので」
「レオナハルト王子。ハイネ先生のマネちょっと似てましたよ」
「ちょっとってなんだ!別にマネしたつもりはない」
レオナハルトはそっぽを向いた
「ふふっ…」
「なにがおかしい!!」
「すいません。可愛くってつい…」
「ハイネも笑っただろ!!」
「笑ってません」