第3章 論文
「大学の先生にブルーノ王子の論文の発表会にきてもらう予定です」
ローゼンベルク伯爵は微笑んだ
「さすがローゼンベルク伯爵様ですね…いつも私より先を読んでいる」
「そうですか?」
里奈は頷いた
「うまくいけば…」
ローゼンベルク伯爵はにやりと笑った
「え?」
「なんでもありません」
ローゼンベルク伯爵は里奈の手にキスをした
「…ローゼンベルク伯爵///」
「そろそろ戻っては?」
「はっはい!失礼します」
部屋をでるとレオナハルトが立っていた
「レオナハルト王子」
「最近時々急にいなくなったり現れたりしているが…誰かにあったりしてるのか?」
「どうしてですか?」