第2章 もう一人の王室教師
「ハイネ先生とレオンハルト王子が帰ってきてないみたいで…」
「それで?あなたはどうするつもりですか?」
「護衛のお二人に一緒にきてくれないかと言われたので…」
「まさか…行く気ですか?」
「え?」
「今がチャンスではありませんか」
ローゼンベルク伯爵は微笑んだ
「勉強を続けていて下さい」
「しかし…私の勉強では簡単すぎといわれました。ハイネ先生のほうがいいと…」
「なら…私の問題を彼らにやらせてください」
ローゼンベルク伯爵は紙を渡した
「ローゼンベルク伯爵様…これは…」
すると護衛の二人がやってきた
「里奈さん一緒にいってもらえますか?」
「すいません…私はここに残ります。お気をつけて…」
「わかりました…行くぞ!」