第2章 もう一人の王室教師
「あの…里奈どの」
「はいなんでしょう」
「問題が簡単すぎます…」
「え?」
カイ王子も頷いた
「先生のほうがいい感じの難しさだった」
「…簡単過ぎでしたか?」
二人は頷いた
「ハイネ先生に勉強は教わるから大丈夫」
(睨まれた…カイ王子は睨むことしかできないの?)
すると護衛の二人がやってきた
「え!?」
「「二人が帰ってきていない!?」」
護衛の二人は頷いた
「里奈さんこれから探しに行くのできてもらえませんか?」
「…ちょっとトイレに行ってからでもいいですか?」
「はい」
廊下にでるとローゼンベルク伯爵がたっていた
「ローゼンベルク伯爵様…」
「大変なことになっているようだね」