第2章 もう一人の王室教師
「レオンハルト王子。どうして勉強が嫌いなのですか?」
「なんだよ…」
「何か理由があるなら話してくださいませんか?」
レオンハルトは話し始めた
レオンハルトは兄弟の中で特に勉強が苦手だった
新しくきた王室教師には無理矢理机にむかわされた
「どうしてお兄様は勉強はできるのにあなたは…」
レオンハルトは嫌で嫌で逃げ出した
「それが始まりですか?」
レオンハルトは頷いた
「勉強なんて嫌いなんだ」
「…安心して下さい私はやるべきことをしてくだされば無理矢理机に向かわせたりなどしませんので」
「…テストは明日うけてやる」
「ありがとうございます」
(かわったやつだな…ハイネは…)