第2章 もう一人の王室教師
「失礼します」
「里奈どの…」
「罰ゲームは終わりましたか?」
ブルーノは頷いた
「お疲れ様です。逆立ちといったら本当にやってしまったので驚きました」
里奈は微笑んだ
「ハイネ先生はどちらに?」
「テストが嫌で逃げ出したレオンハルトを追いかけていきました」
「そうですか…ハイネ先生が戻ってくるまでの間私が勉強を教えてもよろしいですか?」
二人は頷いた
「ハイネ先生とやるところが違うと困るかと思いハイネ先生に従うのですが今はいないので」
「構いませんが」
「ありがとうございます。ではさっそく」
里奈は勉強を教え始めた
「…えっと…まずはこの問題をといてください」
「わかりました」