第5章 初めての………?
「………………………………。」
「……………………………。」
「…………………………………。」
一瞬の沈黙の後、
高杉が殺気プラス厨二病のオーラを纏い
俺に刀を差し向ける。
「………………殺す。絶対殺す。」
「いや、ちょっ……待って。
落ち着こうよ高杉くん。大丈夫。
ヤッてないから。汚してないから。」
「これ以上澪にその汚い手で
触らないでもらえるか。
澪、こっちにおいで。」
「…ん……はぁい………。」
ヅラが俺の背中から澪を下ろし、
澪を受け止める。
ウトウトしているのか、ヅラに
抱きつく澪は寝ぼけていた。
「いや、汚くないよ?
澪はキレイだよ?うん。俺が
ちょっと触っちゃっただけだって」
「あぁん?問答無用!!ブッ殺す!」
「ギャアアアアアアアアアア!!!」