第3章 シオフキ
「うぅ………ふあ………しぬかと思った………」
「でも気持ち良かったでしょ?」
「…………ん。でも、もういい。しない。」
「残念だな。澪可愛かったのに。」
「可愛いからって飲むやつがいるかよ変態。」
澪に潮吹きさせたとき、
俺は澪のを全部飲んでやった。
飲んだ後にキスしようとしたら断られたが、
必死に泣きながら俺に懇願する
澪が見れて、俺は満足だ。
「ごめん。でも治すつもりは無いかな。」
「…………馬鹿退!」
開き直ると、枕を顔に当てられる。
澪は裸のまま正座をして
むすりと膨れっ面だ。
また怒らせちゃったかな。
「なんで?怒らないでよ澪。
俺、こんなに好きなのに。
好きだから変態なんだよ。分かる?」
「だって………。」
澪は顔を俯かせる。
澪の隣に座ると、
澪はボソボソと呟いた。
「け、結婚して……俺も変態に
なっちゃったら……
変態夫婦って言われるだろ……。」
「……………………………。」
け、けっこん………。
「澪…!」
澪の手を握る。
「………な、な、なに?」
澪は目をぱちくりさせた。
「結婚しよう。」
「…………え、っ。 」
澪の顔が段々赤くなる。
ああ、澪はやっぱり純情だ。
愛しい澪を思い切り抱きしめた。
「だってそうしたら………」
「澪も変態になってくれるんだろ?
これで俺と一緒だね。」
直後、腹に鉄拳を喰らい
気を失ったのは言うまでもなかった。