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【イケシリ】sweet dreams*2【短編集】

第1章 あなたの色に ーアーサーー



「、感じやすいほう?
 もうこんなに……。」

アーサーは濡れた指を見せつける。

「そんなの知らな……っ、ぁあっ 」

「知らないなら、教えてもらうね、こっちのお口に。」

くちゅくちゅとかき混ぜられる水音が響く。

「や……っ、きもち…いよぉ…… 」

「そんなにいいんだ?俺の指。」

すがりつくに囁き、その数を増やした。

「やだ……私、もう…… アーサー…っアーサーのがいい…… 」

「きみがこんなにえっちだったなんて知らなかったよ… 」

アーサーは乱れるを見下ろし、そして自身の熱で満たしていった。




……………



「ねぇ、今度咬ませてくれない?
 ほんとは今も咬みたくてたまらないんだけど。」

「今でもいいよ。」

気怠い身体を持て余しながら、アーサーの腕の中では答えた。

「だめだめ、少しずつ進めていかないともったいないでしょ?
 咬まれてる時ってめちゃくちゃ気持ちいいらしいから……俺に咬まれるの存分に想像して、身体疼かせててね。」

恋の駆け引きは始まったばかり……。



(2017.11.04up)
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