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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第24章 言葉足らず


「やだ、どうしてあなたまで泣くのよ?」



私の手を振りほどき、神田美咲は両手で私の頬を包み込んだ。

頬を伝う涙を、冷たい手がそっと拭う。

しかし、私の瞳からは涙が溢れ続ける。



理由などもう分からない。



先ほどまでの激しい後悔か。

それとも神田美咲へのエールのつもりか。



どちらにせよ、私達はこうして心を通わし、涙を流した。



ハザードの音が響く車内。



私達は互いの手を取り合い、互いの幸せを祈った。






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