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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第20章 氷の世界で見た碧さ


「温泉、もう1回入らない?」

「私はいい。もう寝る。」



時計を見ると午後9時。



彼女にとっては初めての雪国。

長時間冷たい風にさらされた事による疲労感。

日頃の疲れもたまっていただろう。



明日の朝も早い。

午前中のうちには空港へ戻りたい。



明日はどこか観光らしい場所へ連れて行ってあげられれば…。



そんな事を思いながらタオルの用意をしていた。



「じゃあ、行ってくるね。」



彼女はすでにベッドで横になり、イヤホンで音楽を聴き始めていた。

きっと…YURIの曲だろうか。

心地良い疲労感でこのまま眠りにつけると良いのだが…。



部屋を出ようとした時だった。

「先生…」と、後ろからか細い声が聞こえてきた。



「どうしたの?」



彼女はベッドから起き上がると、荷物の入った鞄の中から一冊のノートを取り出した。





【氷の世界で見た碧さ】おわり






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