第16章 ウラオモテ●
まるでプレゼントのリボンをほどく様に、互いの服を脱がしていく。
目が合う度キスをする。
身体は火照り、心臓は鼓動を早める。
愛しい佐久間さんの黒髪を撫で、頬を寄せ合う。
「…触って。」
佐久間さんの優しい手に導かれるまま、硬く起き上がった陰茎に触れた。
先端を撫でると、ねっとりと糸が引いているのが分かる。
私の手の中で熱くなる佐久間さん自身。
「っん…。」と顔を歪ませ、佐久間さんは私の秘部へと指を滑り込ませた。
「あっ…ん。」
激しい口付けを繰り返し、互いに触れる。
どこをどう刺激すれば良いのかは分からないが、私が触れたい部分へと手を伸ばした。
熱い陰茎から手を滑らせ、根元にある柔らかい部分へと触れる。
先ほどまでの硬さとは対象的なその部分を手のひらで転がす。
佐久間さんの唇から漏れる息がわずかに荒くなったのを感じた。