第8章 身体の関係●
頭がぼんやりとしてきた。
そんな私を見下ろしながら、佐久間さんは自ら着ていた白いTシャツを脱ぎ捨てた。
初めて見る佐久間さんの身体。
想像していたよりも筋肉質だと感じた。
形良く付いた二の腕の筋肉と、うっすらと割れている腹筋。
美容師でもこんなにも身体を鍛えているのかと驚いた。
ズボンを脱ぎ、下着を下ろす。
黒い隙間からわずかに見えた佐久間さんの陰茎は硬く起き上がっていた。
「…脱いで。」
そう言うと佐久間さんは私のシャツとブラジャー、そしてショーツを脱がしてくれた。
さすがにショーツを脱がしてもらうのには抵抗があったが、これから始まる快楽が待ち遠しかった。
「待っててね。」
佐久間さんはベッドの引き出しから避妊具を取り出した。
その間も私の髪を撫で続けていてくれた。
正直、佐久間さんの陰茎が見たいという気持ちもあったが、ここは我慢しようと思う。
これからいくらでも機会があるじゃないか。
そう思えた。