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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第6章 距離感


しかし、私がこのドラマに惹かれる理由はもう一つあった。

ドラマのエンディングで流れる曲。

医療ドラマとはミスマッチな抽象的な歌詞の静かなロック。

その曲に、私はどこか胸の高鳴りのようなものを感じていた。



ドラマが終わり、今日も曲が流れる。

独特な歌声。

その心地好さに思わず瞳を閉じる。

一体誰が歌っているのだろう。

普段テレビを観る習慣が無かった私は、もちろん音楽にもうとい。



明日…彼女に聞いてみよう。

小松加奈。

彼女もこのドラマを観ていると言っていた。



昼間の疲れからか、心地好い眠気に襲われる。

早く帰らなければ。

そう思うが身体は動きたくないと言っているかのようだ。

少しだけ…

5分だけ眠ろう。

そう思い、コロを膝に乗せたままソファーの背もたれに身体を預けた。






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