第2章 何でそんなに可愛いんだ
多少抑えのきかなくなったオレは、桃浜の腰を力任せに持ち上げると、スカートをぐいと引きずり下ろした。キャ、と桃浜が小さく声を出し、オレの体にしがみついてくる。桃浜のぬくもりが伝わってくる。
くそ!オレも早く全部脱いで、直に触れ合いたい!
しかし桃浜のパンツに手をかけた時、そのパンツが今まで見たことのないモノだとオレは気づいた。先程脱がせたブラに目をやる。うん、確かに見たことがない。
ブラを脱がせた時は、おっぱいのことしか考えてなかったので気付かなかった。
「桃浜、この下着初めて見た」
「あ、ふふ。気づいてくれた?買ったばっかりなんだ。どうかな」
「…パンツの、股のところ…。ちょっと透けてて、すごくエロい…」
オレはパンツの上から桃浜の割れ目のあたりをキュっと指で押した。少し生地が薄くなっている。
桃浜は、やんっ、と小さな声を立てて身をよじりオレの指から逃げた。ああ可愛い。そんなことしても誘ってるようにしか見えないぞ、桃浜。というか何だこのパンツは。完全に誘ってるだろ。
「なんでこんなエロいの穿いてるんだよ」
「…伊豆くんが、喜んでくれるかな…って思って。でもブラ見た時何も言われなかったから、スルーされるかと思っちゃった。ねえ、こういうの…イヤ?」
桃浜は少しイタズラっぽく笑ってオレの顔を見た。その姿がまたいやらしくて、オレの下半身はドクドクと熱くなる。