第5章 審神者会議にて
夢主Side
会議は2時間ほどで終わった。
会議の内容は、
・ブラック本丸対策強化
・来月の戦力拡充計画について
の2つだった。
ブラック本丸がやたら増えているらしい。
そこでブラック本丸対策の一つとして
演練に力を入れたいというのは、
勘弁してほしい。
でも…ブラック本丸か…
皆の暗い顔なんて、見たくないな…
なんてことを思いながら、
一人で考えていると
隣にいる五虎退と目が合い、
ふわっと微笑んでくれたときには、
私はこの笑顔を守りたいと思った。
戦力拡充については、
あまり聞いていなかった。
テヘッ♪
だって、会議の後半は
五虎退がうとうとしてたんだ!!
可愛すぎでしょ!!
超、レアじゃん!!
頬をつついて起こしたときの反応はやばかった。
頬を真っ赤にさせて、
照れたように「ごめんなさい」と言う五虎退は
天使にしか見えなかったな〜
会議が意外にもあっさり終わり、
やっとお楽しみのデートの時間だ。
『ごこちゃんとデートできるなんて、
感激だよ!!』
「僕も嬉しいです。」
そう言って微笑む天使と、
私はデートを楽しんだ。