第2章 刀剣男士の恋愛事情
『』...審神者です
「」...その他です
『刀剣男士って恋愛するのかなぁ?』
一人静かな部屋で、
ふとそんな疑問が頭をよぎる。
みんなの恋愛話、
聞いたことないなぁ~
そもそも付喪神って...
神様って恋とかするの?
え~ないないと思いつつ、
私は障子越しに見える
可愛い影に声をかけた。
『いまつるちゃん、どうしたの?』
今剣「あるじさま、
いっしょにあそびませんか?」
んんんんん!!!
可愛い~かわいすぎる!!
『もちろん!
そうだ、ちょうどよかった!
こっちにおいで』
私がそういういといまつるちゃんは
ちょこんと私の正面に座った。
今剣「どうしたんですか?
なにかそうだんごとですか?」
『相談ってほどでもないんだけど、
みんなには好きな人とかいるの?』
今剣「すきなひと、ですか?」
『う、うん。
あ~やっぱりなんでもない!!』
短刀にこんなこと聞くなんて、
どうかしてる。
そう思ったら、
なんだか急に恥ずかしくなった。
しかし、
いまつるちゃんには私の言葉は届いておらず、
彼は目をつむって考え込んでいた。