• テキストサイズ

審神者はあまいものがほしい。【刀剣乱舞】

第2章 刀剣男士の恋愛事情


歌仙Side

主を見つけたとき、

どれほどほっとしたことか。

主を見つけることができたのは、

五虎退の虎のおかげだ。

神社のお社によりかかって

静かに眠る主を見たとき、

とても愛おしい感情に包まれた。

口ではつい厳しいことを言ってしまうが、

それほど彼女が大切だった。

......

馬の上で、

落ちまいと必死にしがみつく主を見て、

不覚にも頬が緩んでしまう。

それにしても、

主が一人で町の方に行くだなんて...

一体どうしたというのだろう?

本丸が嫌になってしまったのだろうか。

歌仙「どうして一人で町の方に行ったんだい?」

主の体が少し強張ったのがわかった。

急に話しかけて驚かせてしまったことに

申し訳ない気持ちになる。

『えっと、この前、

 町の方に美味しい甘味処があるって聞いて、

 行ってみたくなったから...』

それを聞いて、

本丸が嫌になったわけではないのだと

安心する。



/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp