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*トライアングル*【R18】

第24章 時にはお酒の力を借りて





期待にきゅうっと俺のモノを締め付けてくる桜子さんが可愛い。
何度もそのイイ所を突くと、彼女は俺の名を呼びながら達した。


「桜子さん、大好きです…」

「…皐月くん……」


(俺は今、世界で一番の幸せ者だ…)










*side 桜子*


(…うぅ…頭痛い……)

激しい頭痛に襲われふと目を覚ます。
ぼんやりとした視界には見慣れた"彼"の寝顔が映って…


「…!?」

(なんで…なんで皐月くんがいるの…?)

しかも良く見ればお互い裸。
このベッドの上で何が行われたかは容易に想像出来る。

(…どうしよう……全然覚えてない…)

昨日は確か美鈴から貰ったお酒を飲んでて…それから……

そう記憶を辿っていると、隣で寝ていた皐月くんが身動ぎをし目を開けた。


「あ……桜子さん……おはようございます」

「…お、おはよう……」

「…体大丈夫ですか?」

「……、」

言われてみれば頭以外にも腰が痛い。
けれど今はそんな事よりこの状況の方が気になる。


「昨日の事…覚えてます?」

「…そ、それが……」

正直に覚えてない事を告げると、皐月くんは「やっぱり」と言うように苦笑いした。


「でもいいです…昨日は桜子さんの口からすごく嬉しい言葉が聞けましたから」

「…え……私何言ったの…?」

「ふふ…秘密です」

そう言って私の額にキスをしてくる彼。
そして…


「桜子さん、今日はお仕事お休みですよね?」

「…うん」

「じゃあ今日は1日ベッドの中で俺とイチャイチャしましょう?」

「えっ!?」

「そしたら昨日の事思い出すかもしれませんよ?」

「……、」

やけに機嫌の良い皐月くん。

(昨日ホントに何があったの!?)





後日…


「桜子さん、これ貰ってくれませんか?」

「…?鍵?」

「はい、俺の家の合鍵です」

「えっ…」

「桜子さんなら大歓迎ですから…いつでも遠慮なく俺の家に来て下さいね?」

「……、」


皐月くんがリアンくんと張り合う理由に私が気付くのは、まだまだ先の事であった…



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