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*トライアングル*【R18】

第21章 聖なる夜に





*side リアン*


「リアンさん…何してるんですか?」

「…あ?」

ゴムを自分のモノに着けていると、皐月のヤツがそう声を掛けてきた。


「何って…見りゃ解んだろ?俺もう我慢出来ねーから」

「それは俺だって同じです。どうしてリアンさんが先なんです?」

「………」

どうやら俺が先に彼女とスるのが気に入らないらしい。
まぁ当然と言えば当然だろうが。


「…年功序列だよ」

「年なんて1つしか変わらないでしょう?」

「うるせーな…。そもそも今日の集まりは俺が譲歩して提案してやったんだから、少しは感謝しろよな」

「………」

そう告げれば、わざとらしく大きな溜め息をつく皐月。
…本当に可愛くねぇ。


「解りましたよ…今回はリアンさんに譲ります」

「…当然だろ」

「俺が先にシちゃったら…桜子さん、リアンさんの番になった時満足出来ないかもしれませんしね」

「………。オイ…どういう意味だ」

「…言葉の通りですけど」

「…テメェ」

俺は自分のモノに自信がある方だが、確かに皐月のソレはもっとデカい。
俺じゃ満足出来ないとはそういう意味だろう。


「…気が変わった。お前が先にシろよ」

「いいんですか?」

「…お前より俺の方がこの人の事気持ち良く出来るって証明してやる」

こんな安い挑発には乗りたくなかったが、俺にだってプライドがある。
あそこまで言われて引き下がれる訳がない。

皐月とそんなやり取りをしていると、戸惑った様子の彼女が俺たちに声を掛けてきた。


「…あ、あの……本当に…最後までするの…?」

「………」

彼女が戸惑うのは当然だろう。
3人でセックスをするなんて俺だって初めての経験なのだから。


「桜子さんが本気で嫌だって言うなら止めますけど…」

「……、」

「でも俺たち…いい加減な気持ちでこんな事してる訳じゃありませんから……それだけは解ってほしいです」

「…皐月くん……」

認めたくはないが、俺も皐月と同じ気持ちだ。
ここまでしておいて今更だが、彼女が本気で嫌がる事はしたくない。
…とはいえ、体の方はもう我慢の限界に来ているが。


「…わ、私は……その…、2人が嫌じゃないなら……」

恥ずかしそうに彼女はそう言った。



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