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*トライアングル*【R18】

第20章 ワンコの憂鬱





「まぁ…これ以上桜子さんが綺麗になったら、それはそれで困るんですけど…」

そんな事を飄々と言う皐月くん。
そしてその笑みは妖しいものへと変わっていって…


「それに俺…あんまり我慢させられたら、また桜子さんの事襲っちゃうかもしれません」

「なっ…」

冗談混じり(多分)にそう言いながら、じりじりとこちらへ近付いてくる。
そんな彼に思わず私は…


「ま、待て!」

と言ってしまった。
当然彼はキョトンとしている。

(しまった…つい勢いで皐月くんをワンコ扱いしちゃった……)

慌てて謝ろうとしたが、彼は満面の笑みを浮かべていて…


「"待て"はまだしばらく覚えられそうにないんで…桜子さんが責任持って俺を躾けて下さいね?」

「っ…」

(ワンコ扱いされてるのに、どうしてそんなに嬉しそうなの!?)



そうして私は、"ダイエット"と称した彼との濃厚なHに溺れていった。
その甲斐あってか、ダイエットは無事成功したのだけれど…


「これでもう…俺に見られても恥ずかしくないですよね?」

「…え……?」

「だから…またいっぱい気持ちイイセックスしましょうね?」

「………」

(あれ…無限ループ……?)

結局私は、ダイエットをしようがしまいが皐月くんのペースに呑まれてしまうのだった…



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