第4章 テゴマス的タチ位置。

あの電話以来以前より
マメに連絡を取るようになったオレ達。


だからと言ってキスもしなければ
それ以上なんてもっての他な関係を続けてる。


多分、てごしの頭の中は
今、オレでいっぱいなんだろう。


オレを見る目が明らかに変わった。


元々わかりやすいかわいいヤツだったけど、
最近のてごしは、輪をかけてかわいい。


そんなとき、タイミングよく
シゲの舞台を一緒に観に行くことになって。


てごしは誕生日まだだけど、
オレらの年齢の席をマネージャーにとってもらったら
たまたま通路を挟んだ席で。


この距離感が今のテゴマスらしくて
ちょっと、オレは気に入ってる。


……てごし、苦しいんだろ？


その苦しさ、知ってるよ。


でも、まだ解放してあげない…。


まだまだオレが足りないよ。


もっともっと、
オレのことだけ考えてて。。






～手越side～


まっすーはどういうつもりなんだろう…。


あの電話以来いつもどおりすぎて、
正直あの電話は夢だったのかなって思ったりする。


でも…履歴を何度確認しても
あの電話はやっぱり現実だったらしい。


別に増田さんとどうこうなっても困るし？


どうこうなりたいわけじゃないから
丁度いいんだけどさ！


……でも、あんなこと突然言い出すなんて
まっすーはどういうつもりなんだろ。。


あの日以来なーんかずーっとモヤモヤしてて
増田さんのこと、気にならないといったら嘘になる。


……ていうかっ！
正直メチャメチャ考えちゃっててヤバいんだってば！！


テゴマスるわけにはいかないんだから！！


……いや、マステゴるかな？


って…何を言っちゃってんだよ、オレは！w


いやいや、まさか、
ここに来てマステゴかテゴマスか問題が
重要化してくるとは…笑


って、笑いゴトじゃねぇか。


でもなー。。


まっすー痛いの嫌だって言うだろうし。
(オレもだけど！)


でも、マステゴっちゃった場合
増田さん解せんの？


潔癖の増田さんが？？


ないないない！
それはないわ！！


……え？
じゃあまさか、
オレが自分で解して…？


何だよそれ！
最悪じゃねーかよ！w


…ってこんなふうに悶々としてるオレが
一番最悪…。


―――そんなことを考えてたら
舞台の幕が下りていて。