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【報道系】わちゃわちゃ

第10章 NEWS的クライシス。






―――痛いとこ、突かれた。。


「ねぇ、小山さん。
オレ、どうしたらいいかな…。」

「まずさ、増田さんの話を
ちゃんと、聞いてみたら?」

「でも…、二人で話したら暴走しそうなんだよ。
また傷つけたら、
今度こそ取り返しつかない……。」

「……じゃあ、今から電話してみる?」

「一緒に…居てくれる?」

「うん。
手越がやらかしそうになったら
オレ、電話変わるから。」

「……ありがと。」


RRR……


「やば…緊張する…。」


まっすー早く出て!


いや、やっぱ出ないで!!


そんな心の中の押し問答も虚しく
留守電の音声ガイダンスに切り替わる。


「まぁ…、夜も遅いしね。
単純に寝てんじゃない?

もうオレ達も帰ろ? 明日もあるし。」

「ねぇ、慶ちゃん…。
2人の関係を聞いてから
ずっと気になってたんだけどさ。。

去年のツアーのときの
まっすーのモノクロピンクの衣装さ、
アイツが…」

「アイツじゃなくて、錦戸くんでしょ。
てごちゃん、
そんな言い方しちゃダメよ。

正解だったよ。
さっきまっすーに繋がんなくて…。」

「……錦戸くんがっ
最後のコンサートのとき
サクラガール歌うときに
着てた衣装に、似てるよ…ね?」

「……そうだったっけ?」

「そうだよ!
だって覚えてるもん!

その衣装合わせのとき、
錦戸くんがまっすーに
この衣装好きって言ってたもん!

そう言われてまっすー、
ニヤニヤしちゃってさ!!」

「ニヤニヤってあなた。。
嬉しかっただけでしょ?

一生懸命取り組んだことを褒められたら
誰だって、嬉しいじゃない。」


RRR……


「ヤバッ! まっすーだ…。
どうしよ。。」

「とりあえず、出な出な!
切れちゃうから!」

「あ。まっすー、、
さっき遅くに電話しちゃってごめんね。

……起こしちゃった?」

「いや、問題ないよ。
どうした?」


いつもどおりの優しいまっすー。
でも、これはメンバーとしての
大人の対応ってヤツだ。。


「今日、ごめん。
嫌な態度とって。」

「いや、こっちこそ。
小山とシゲに悪かったよな…笑」


あれ? なんか…今なら言えそう!


「それと……このあいだ、ごめん。」

「あーー、いいよ、別に。

謝らないといけないことでも
…ないんじゃない?」













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