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【報道系】わちゃわちゃ

第10章 NEWS的クライシス。




「慶ちゃ…ごめんね、急に。
来てくれてありがと。。」


着いたら
文句の1つでも
言ってやりたいとこだったのに…


ワガママ王子様だけど
こんな風にしおらしく言うから
ついつい許しちゃうんだよね…。


「全然だよ。むしろ頼ってくれて嬉しいよ。
てごちゃん……大丈夫?」

「大丈夫……と思ってたの。」

「うん。」

「まっすーなんか居なくても。」

「…うん。」

「同じクラスになっても多分、
…いや、絶対、友達にならないし。」

「うん…。」

「変なところで……怒るし。」

「…うん。」

「でもどうしよう…、
全然大丈夫じゃない。

全然大丈夫じゃないんだよ、慶ちゃん。。」


大きな瞳から大粒の涙を零し


帽子で隠しながら
声を殺して肩を震わせる手越が


痛々しくて……。


「大丈夫、大丈夫! 大丈夫だって!
てごちゃん、泣かないでよー!

てごちゃん泣いたら、
オレまで泣いちゃうよー。。」

「笑。おかしいだろ、それは!」

「笑った! いま笑ったね?!」

「うるせーなぁ! うるせーよ!笑」

「またまた~笑
こういう小山が好きで呼んだくせに~w」

「バカバカ! 小山さんのバカ!
そういうハズイこと言うなってw」

「いてっいててっ!w」











「……ね、1個、聞いてもいい?」

「あんまよくねーけど、
無理に呼びつけたのオレだし、
仕方ねーな!w 1個だけなら聞くよ!」

「……これからどうしたいの?
まっすーと。」

「……」

「わかってると思うけど、
照れ隠しで誤魔化したり、偽るの、ナシね。」

「多分…一緒に、居たい。。
多分なっ///」

「じゃあ、決まりじゃない。
呼ぶのはオレじゃない…でしょ?」

「そうだけど、そうなんだけど…、

でもオレ…、
言っちゃいけないこと言って傷つけたんだ。。

絶対に許してなんかもらえない……。」

「でも、まだ謝ってないんでしょ?
わかんないじゃない。

生きてさえいれば、遅すぎるってことは
ないんじゃない?」
 

「そうかな。
でも、謝んなくても…わかるよ。。」

「……逆にあなた、何言ったのよ。苦笑」

「謝まる前から、
許してもらえないのがわかるようなこと…。」

「じゃあ……じゃあさ、質問変えるわ。

受け入れてあげられるの?
まっすーの過去。」






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