第10章 NEWS的クライシス。
「…で、あの後どうなった?」
その日の仕事を終え、
俺は今、小山の家にいる。
「あーうん、まぁ、
大したことないよ。」
「大したことないって?」
「まぁ……、椅子蹴って
コーヒー投げつけてたくらい?」
「まぁまぁ大したことじゃん。笑」
「いや、まぁ、そうなんだけど、
思ってたよりもってこと。」
「まぁ、手越だしな。笑
あるあるですね〜w
はぁー…でも、
逆に本当に知らなかったのも
俺的にはビックリだったけど。」
「まぁ、手越は鈍い…
というか、なんだろうね?笑
亮ちゃんのこともだけど、
まっすーが手越のことずっと見てたのだって
だいぶわかりやすかったけどねー?
あ、まっすーは何か言ってた?」
「いや、何も言ってきてないから、
俺も何も聞いてない。
ま、増田さんの場合処理しきれなくなったら
すぐわかるから、問題ないだろ。
増田さん、隠し事できないっつーか、
脳内駄々漏れだから。笑」
「そうね、
貴方にとってはそうなんでしょうね。
ちょっと妬けちゃうけど
頼りにしてるよ、加藤さんw」
「小山も…そっち頼むぜ?」
「わかってますよ。
はぁ……でもなんか、疲れた。
ね、シゲちゃん癒してよ。」
一度、軽く口付けて
黒目がちな
潤んだ瞳に煽られて
舌を滑り込ませる――…。
「…んっ……///」
たまんね。。
RRR……
小山「……ったく誰だよ、いいトコなのに。。
…あ、ウワサをすれば、ですよ。笑」
加藤「……ちゃんと出ろよ…?」
息を整えながら
そう促すシゲの言葉が
イケないことしてるみたいで
たまんない。。
小山「こんな時間にどうしたのよ、てごちゃん。」
手越「……今から来れる?」
小山「貴方はいつもいきなりね。苦笑
もうね、お風呂も入って
ワタクシ、パジャマですよ。w」
手越「じゃあ…、来れるじゃん。」
小山「手越はさっきのオレのセリフを
そう変換するのね。笑
手越変換、恐いわーーw」
手越「いつものとこで…待ってるから。」
その言葉を残して
一方的に通話が切られる。
小山「……今から来いって。」
加藤「行ってこいよ。
何を差し置いても…だろ?」
小山「……もし、そういう流れになったら
ごめんね、シゲちゃん。」
加藤「バカヤロウ。そこは留まれよw」