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【報道系】わちゃわちゃ

第2章 手越的増田。




だからといって今更変に変えるのも気まずいし、
しかもまっすーの場合しつこく弄りかねないし!


だから、戸惑ってしまってるところも
正直、ある。


だから極力呼ばないスタイルでやったり、
オイ!って呼んだりして逃げてるんだけど、


でも、なんか、多分だけど…、
そろそろ不自然って
まっすーも周りも思ってる……よなぁ。。


はぁ。。
どうしたもんかね。


そんなことをぐるぐる考えてたら
いつの間にか増田さんが戻ってきてて、
2本目の軽い打ち合わせが始まる。


あーー…。
悔しいけど、まっすーの声ってやっぱ落ち着く。


オレ的にはイケメンではないけど、
1つ1つのパーツがキレイなのはわかる。


パーツの配置のバランスとか…
肌とか…
髪とか…
唇…とか……。


そんなことを考えてたら
増田さんが喋る度に上下する喉仏を
オレの視線が追っていて…


「……なに?
何か今日のてごし、変じゃない?
具合悪い??」

「ごめんごめん!!
腹減ってボーッとしてたわ!」

「…そ? ならいーけど。
なんだったら、このあとメシ行…」

「行かねーよ!w」

「ふはは! だよな!」


………だよな?


自分から断っておいてなんなんだよ、オレ。
何でちょっと傷付いちゃってるんだよ、オレは。。


「あ、そうそう。後でWeb見といてね。
ていうか、普段から見てよねw」


その後の収録では
正直何喋ったか殆ど覚えてないけど、
なんとか2本目の収録を終え、
帰宅してからWebを確認したオレは絶句した…。


Webのページを閉じたと同時に、
急いでまっすーに連絡する。


「おい。」

「あ、見てくれた?」

「これ、何?」

「ん?」

「オレ、しばらくタカ呼びなんてしてないっしょ?!」

「うん♡」

「じゃあ…何で?」

「だからだよ♡
またタカって呼んでいーよ、祐也なら♡」

「バッ! おいww」

「おやすみ、祐也♡」

「うるせーな、おい!!www
はい寝た! はい寝ましたー!!」

「笑。……ねぇ、てごし。
いつも…、ありがと♡」


!!こういうトコ!!


こういうトコなんだよな、
増田さんの…ズルいトコ!!


いつのまにか転がされるっていうか、


何ていうか。。



………マジで、
調子狂う―――。




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