第6章 テゴマス的デレ期。
今日のおべんきょが終わり、
ベッドで祐也とイチャついていたら
祐也が突然、
オレの髪に触れた。
「……何? どしたの??」
「ね、髪…。
何で前髪伸ばして分けてンの?」
「いや、それはやっぱねぇ、
大人の色気?
出していけたらなーと思って♡」
「分かるわ。分かるけどね。
確かに、ファンの子がその髪、
好きな気持ちもわかるけどね。。」
「……何で急にそんなこと言うの?」
「別に…。急でもねぇし。。」
「もしかして……前から嫌だった…?」
「そーいうんでもないけど。。
オレが、その……
キレイ系よりキュート系のが好きってだけ!」
「……祐也、
もしかして切ってほしかった?」
「いや、別に…?
そんなさ、人に言われて変えるなんて
らしくないコト考えなくていーし。笑」
「……でも、祐也はオレにとって
特別な人だから…。
祐也の為だったら全然、切るし。」
「……そんな可愛いコト言ってると
抱くぞ、コラw」
「祐也…、いいよ?
今日、オレ、そっちで。。」
オレの言葉を聞いて
オレの上に跨がる祐也。
「それ……マジで言ってる?」
「うん…、大マジ。。
あ、ゴムはちゃんと着けてね。
病気、恐いし。
……ココにあるから。」
そう言いながら
ゴソゴソと枕の下から取り出す。
「なんだよ、なんだよ!笑
ヤル気マンマンじゃねーかよw」
「そだよ……悪い??」
赤らんだ頬を膨らませるタカが
可愛くてたまらなくて。
「……いや、最高。。」
タカの柔らかい唇に
吸い寄せられるように
深く、深く…
口付ける―――。
「……あ、ローションはそこの棚にあるから。」
「あれ? タカは…薄めなくていいの?」
「オレ、多分、
そんなに時間かけなくても
大丈夫と思うから…。」
その言葉に
言い様のない感情が蠢く……。
それをタカには言えないかわりに
激しく抱いた。
それにしても
本当にタカはいい声で啼く。。
―――タカ、
ソイツが誰だか知らないけど…、
もう、
吹っ切れてるんだろ……?
今、オレのコトだけ
考えてくれてるなら
何も聞かないでやるよ。。
―――お願いだから、
これ以上オレに何も聞かせないで……。