第6章 テゴマス的デレ期。
「あ、タカ。そうだ、これ。」
「合鍵? でも、オレ、
多分、お前ン家行かないよ?
犬、いるし。。」
「ちょっとちょっとー!
犬じゃなくてエ! マ! ちゃ! ん!
エマちゃんのことも愛してあげてよーん!涙」
「何でだよ。むしろ嫌いだね。w」
「あっ! いーけないんだー!!
人が大切にしてるものに
そういうこと言っちゃうんだな!
この口は~!!
コラ!
ちゅーすんぞ、ちゅー!!笑」
そうやってからかってたつもりが
唇を奪われてたのはオレで…。
「……だって、
祐也の気持ち、もってくんだもん…。」
「バカバカ!
そんなこと言うなんてバカちんが〜!!
可愛すぎんだろうが!!笑」
「……知らなかった?」
「…………知ってた。。」
「……でしょ♡」
「あ! そろそろ関ジャムだ!」
「……祐也、テレビ観るの珍しいね?」
「コレは好きなのよ。
知りたいことやってくれるコトもあるし!
ホントはオレもいつかは
こういう番組タカとやりたいんだけどさー!
あ、今日はコーラス特集だって!
うわ!! ヤバッ!!
りんこさん出てんじゃん!!
この人のコーラス、
マジでヤバいよね~!
ねぇ! タカってば!!」
「あ、ごめん、
オレ……風呂入っていい?」
「いい…けど。。」
なんだろう。
なんだか、
胸の奥がチクッとした。
その次の週も、
そのまた次の週も
タカはその時間に風呂に入った。。
ねぇ、タカ、
何を避けてるの?
ねぇ、そろそろ聞くの我慢すんの
限界だよ、オレ―――…。
ねぇ、、違うよね?
お願いだから
違うって言ってよ、、
タカ―――…。