第4章 テゴマス的タチ位置。
「や、ほんと、
そんな改めて聞かれたらホントに
全然大したことないのよ、加藤さん。笑」
「ほうほう。」
「でも、ほら、
テゴマスには便利な方法があるでしょ?
"順番"って方法がさ。って。」
「うわーーー。。
それ、マジで増田さんに言ったの?!
小山さん、それ……
マジでデリカシーゼロだわーー。。
俺が代わりに
まっすーに謝りたいくらいよ。。」
「え? ホント??
オレ的にはこれ以上ない位の
折衷案だったんだけど。。」
「いやいや、小山さんね…苦笑
世の中には、
折衷しちゃいけないもんって、あんのよ。
テゴマスのそれはその最たる例だと
俺は思うよ。。」
小山ってほんと、、
時々やらかすよね…。
(まぁ、でも、
それでも前よりだいぶ減ったけどさ…。)
ほんと、
言動する前に1回、
報告上げてくんないかな。
年上なのに
手がかかるっていうか、
なんていうか…
ほっとけないっていうか。。
「他には?
他には言ってないの??」
「ん? うーーん。。」
「奥歯に物の挟まったような言い方の
見本みたいな反応するんじゃないよ!w」
「手越、熟してるみたいだから、
今なら多少強引にやっても
美味しく頂けるんじゃない?って…。」
そうやって恐る恐る報告する小山に
開いた口が塞がらなかったのは
言うまでもなくて…
もう!
なんでこんなに手がかかるんだか…っ!笑
「まぁ、まぁさ、
言っちゃったもんは仕方ないわ。
一旦自分から出た言葉って
もう戻せないから。
でも、帰るときちゃんと
まっすーに謝んなよ?」
「え? オレ、謝らなきゃだめなこと
言っちゃってんの?!」
「あぁ。。小山の場合、
軽いからなーー。笑
何が悪かったのか
いまいちピンとこないかもしんないけど。。
まぁ、強いて言うならさ、
小山のその軽さが
全ての元凶だったりすんだけど…
お兄さん、気付いてる??」
「…オレ今、
もしかして悪口言われて……?」
「いや、悪口でもないし、
否定もしてないよ。
俺はそんな小山が好きでもあるしね。
ただ、公平に、
事実を述べてるまでですよ。」
「シ…シゲちゃん、冷たい。。」
「あのね、小山さん。
そもそも公平って…、
ヒトが思ってるより案外…残酷よ?」