第4章 テゴマス的タチ位置。
「ねぇ、小山さん。
まっすーと手越、気付いてんのかな?
筒抜けって…。」
「気付いて…、ないね。これは。
外野からしたら今更感満載だけどさ。笑
必死なテゴマスちゃん……良き♡
なんか…懐かしいね、加藤さんw
お互いさ、
マジで探り探りだったもんねーー。笑
メンバー相手だと失敗できないからさ。。」
「……」
「あぁ。。
それにしてもあのときの成亮くん、
ほんっっとに可愛かったなぁ♡♡
ねぇねぇ、あの告白、
もう一回聞かせ…。」
「うるっさいんだよ、バカヤロウ!!w
でも、これ……、どうする?
聞こえてますよー的な感じでノックでもする??
このまま盗み聞きは流石に、ねぇ。
もし万が一全部聞いちゃったりでもしたら
良心の呵責を感じる予感しかしないんだけど…。」
「……悪いコだねぇ、シゲちゃん。。
それ……誘ってんの?」
そう言いつつ
俺の背中に指を這わせてきて――
「え…何?!」
「聞き耳立てる余裕がなくなるようなコト、
……しちゃう??」
耳元でそう囁くと、
案の定シゲは顔を真っ赤にして…
「小山…、バカなの?
こんなとこでそんなコト言い出すなんて、
ホントにバカだろ……」
なんて言って、
すでに聞き耳立てる余裕なんか皆無なシゲ。
あぁ、シゲちゃん、
愛しす。。
シゲ…本音を言えば
今日の打ち上げなんてブッチさせて
このまま連れて帰りたい…
でも、愛するシゲちゃんの評判を
落とすわけにはいかないから…、
今日は我慢して帰るよ。
そう想いを込めて額にキスを落とす。
「シゲ、今日は打ち上げでしょ?
あんまりさ、遅くなっちゃダメだよ…?
オレ…、こう見えて心配性だからさ。。」
「安心しろよ、そう見えてるよw
……帰ったら、連絡、するから。
小山、今日は生放送の特番だろ?
ありがとな。忙しいのに来てくれてさ。」
「シゲちゃんの為だもん。全然だよ。
本番前に逢えて嬉しかったし!
じゃ、そろそろオレも行くね。」
「小山、頑張ってな。
あんま、無理すんなよ。」
「ありがと。シゲもね。笑
じゃあ、お先。」
「あっ! ごめん!
帰り際に悪い。
そういえばさ、
さっきまっすーに何て言ってたの?」
「ん? あぁ…
別に、大したコトじゃないよ。」
「何だよ、それ。
超ー気になるじゃんw」